· 

薬物や一般薬の乱用の問題

薬物や一般薬の乱用の問題

有名女優の薬物使用疑いで連日ニュースが流れています。平成になってから、芸能人やミミュージシャンの薬物使用のニュースが増えました。有名人や一般人にかかわらず、薬物の使用者が増えていることは、容易に連想されることでしょう。

 

危険ドラッグといった薬物だけが危ないわけではありません。一般薬の誤った使い方でも、健康被害が生じます。

日経新聞2019年9月15日に「せき止め乱用、10代で急増 厚労省の薬物依存調査」というニュースがありました。「消えたい」「死にたい」などと考え、生きづらさを抱えた若者が、一時的に意欲を高めるために市販薬を乱用するケースが多いそうです。市販薬の誤った使い方を続けていると、中断した際に感情的苦痛に襲われてやめられなくなり、生活が破綻する恐れがあります。また、厚生労働省の調査結果によると、10代の薬物関連精神疾患患者の4割が市販薬の乱用によることが判明しています。

 

自分には関係ないことのように思えても、身近な社会問題です。

もしもの場合は、一人で悩まず、手遅れになる前に少しでも早く、信頼できる人や医療関係者、警察などに相談してください。