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12月1日は世界エーズデー

12月1日は世界エーズデー


12月1日は世界エーズデー

<エイズ>

*世界保健機構(WHO)が12月1日を「世界エイズデー」としました。

*東京都では11月16日から12月15日を東京都エイズ予防月間として、HIV・性感染症検査の受検を促進しています。

*HIV検査は匿名・無料で保健所・検査室で受けられます。予約も不要です。

*HIV検査と同時に梅毒検査も実施します。性器クラミジア・淋菌の検査については、HIV検査を受けた上で希望のある方が対象となります。

*各都道府県などで検査の促進をしています。「HIV検査相談マップ」というウェブサイトがあるので、参考にしてください。

*HIVとは、ヒト免疫不全ウイルスのことで、ヒトの体をさまざまな細菌、カビやウイルスなどの病原体から守る”免疫”の働きをしている細胞に感染するウイルスです。ですので、感染すると免疫力が弱ってしまいます。

*普段は感染しない病原体にも感染しやすくなり、さまざまな病気を発症します。この病気の状態をエイズ(AIDS:後天性免疫不全症候群)といいます。

*HIV(ウィルス)の主な感染経路は「性的感染」、「血液感染」、「母子感染」です。

*予防するには、性行為の場合はコンドームを使いましょう。

<梅毒>

*梅毒とは、梅毒は、性的な接触(他人の粘膜や皮膚と直接接触すること)などによってうつる感染症です。

*原因は梅毒トレポネーマという病原菌です。

*感染すると全身に様々な症状が出ます。早期の薬物治療で完治が可能です。検査や治療が遅れたり、治療せずに放置したりすると、長期間の経過で脳や心臓に重大な合併症を起こすことがあります。完治しても、感染を繰り返すことがあり、再感染の予防が必要です。

*予防するには、感染部位と粘膜や皮膚が直接接触をしないように、コンドームを使用することです。ただし、コンドームが覆わない部分の皮膚などでも感染がおこる可能性があるため、コンドームを使用しても、100%予防できると過信はせず、皮膚や粘膜に異常があった場合は性的な接触を控え、早めに医療機関を受診して相談しましょう。

<傾向と対策>

*性感染症は減る傾向にはありません。一人一人が気をつける事で、感染を防ぐことができます。

*思い当たる場合には、早めに医療機関に相談してください。

*治療せずに放っておくと、症状が悪化したり、他の人を感染させてしまうかもしれません。

<表を見る時の注意>

*梅毒の表は2019年8月11日までのデータです。感染報告数が減っているわけではありません。