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しゃっくり

しゃっくり

しゃっくり

◎しゃっくりは横隔膜のけいれんによって引き起こされます。

◎短時間のしゃっくり(持続時間が数分)がほとんどですが、長く続くこともあり、健康な人でもその可能性があります。しゃっくりが2日以上続くことがあり、ときには1カ月を超えることさえあります。このような長期のしゃっくりは、持続性または難治性(治療や治癒が難しい)と呼ばれますが、まれです。

◎原因

*通常は原因不明です。

*短期間のしゃっくりでは、明らかな原因がないことがよくありますが、胃の膨満、飲酒、熱いものや刺激物の摂取によって誘発されることがあります。しゃっくりは、血液中の二酸化炭素濃度が低下すると起こりやすくなります。速く深い呼吸をしていると生じることがあります。

*持続性または難治性のしゃっくりでは、原因が深刻な場合があります。例えば、肺炎、胸部や胃の手術、腎機能不全による血液中の老廃物の蓄積により、横隔膜が刺激されることがあります。まれに、脳腫瘍または脳卒中によって脳の呼吸中枢に障害が現れた場合に、しゃっくりが起こることがあります。

◎対策

*短期間のしゃっくりでは、医師に相談する必要はありません。

*持続性または難治性のしゃっくりでは診察を受ける必要があります。医療機関に相談してください。

◎短期間のしゃっくりに対して行われる多くの民間療法

*短期間のしゃっくりは、治療をしてもしなくても治ります。

*民間療法がありますが、特に優れているとか、効果的なものはありません。

例:息を止める、紙袋(ビニール袋は不可)を口にあてて深呼吸する、水を素早く飲む