カラーコンタクトレンズの問題

◎最近、瞳の色を変えたり、瞳を大きく見せる、おしゃれ用のコンタクトレンズ(度は入っていない)を使用する若い人が増え、また低年齢化している。眼科医を介さずに、簡単に購入でき、しかも品質に問題のあるものが多く、角膜に障害を生ずるケースが増えている。
・レンズのケアの方法を知らず、不適切に使用している人が増えています。
・使用者が危険性についての認識が低いのが問題。
◎目への影響
・角結膜障害、視野異常、夜間視力の低下などの障害が起こる。
・細菌やアメーバなどの微生物に汚染されやすい物である。アメーバによる角膜潰瘍も生じることがある。
・使用されている素材によっては、角膜に酸素を供給する量が少ない製品があるので、サイズが大きく、厚いレンズでは酸素不足になりやすい。
・レンズから漏れ出した色素が角膜に刺激を与えて、角膜障害を生じやすい。
・レンズに付着した汚れや刺激によって結膜にアレルギー反応がおこる。
◎安全に使うには
・眼科を必ず受診しましょう。
・安全性が保障されている(高度管理医療機器として取り扱われている)商品を使う。
・説明書をよく読みましょう。
・使用中のレンズの正しい取扱いやケアの指導を受け、きちんと実行しましょう。
・レンズの交換サイクルを守りましょう。
・レンズを装用したまま、夜間の車の運転はしない。
◎衛生管理
・取り扱うときは、手指を石鹸等で洗い、手を清潔にしてから。
・キズをつけたり、破損しないように爪を短く滑らかにしておく。
◎レンズの点検
・目に異常を感じたら、レンズの装用を中止して、すぐに眼科に診てもらう。
・装用前にレンズに破損、キズ、汚れ等の異常がないかを確認する。
・異常のあるレンズは使わない。
◎眼科で定期検査を受ける
・自覚症状がなくても、眼障害が起こっている場合があるので、眼科医の定期検査を受けましょう。