なかなかやめられない喫煙はニコチン依存症です

◎禁煙が難しいのは依存症という病気だからです。
*禁煙に成功している人は、強い意志がある人だからと思っている人多いそうです。でも、禁煙できないのは意志の問題ではなく、ニコチン依存症という病気のためだと、まず認識することです。
*ニコチン依存症の人はニコチンが切れるとイライラやストレスを感じるようになります(禁断症状)。この時に喫煙すると脳波が一時的に正常に戻り、さらに快感物質(ドーパミン)が放出されて、「たばこでリラックスできる」と錯覚します。でも、ニコチンはすぐに消えてしまいます。
*体も心もニコチンに依存している状態です。
*ニコチン依存症から抜け出すのは、ヘロインやコカインといった麻薬をやめるのと同じくらい難しいと言われています。こわいですね。
◎依存性の高さ
*使用者が依存症になる割合
ニコチン >ヘロイン > コカイン > アルコール > カフェイン
*依存症になった人の禁断症状の強さ
アルコール > ヘロイン > ニコチン > コカイン > カフェイン
*依存症の人がやめる難しさの度合い
【コカイン = ヘロイン = アルコール = ニコチン】 > カフェイン
*嗜好品は、ほどほどにするのがいいようですね。でも、麻薬は御法度です!喫煙は受動喫煙の問題もあり、周囲の人へ迷惑をかけないように配慮が必要です。
◎口の中の病気にも気を付けましょう
*喫煙していると歯周病にかかりやすいことが分かっています。
*歯周病が怖いのは、進行すると歯を失う原因になるだけでなく、全身の健康にも影響することです。
*そのほかに、ヤニで歯が黒くなる、ひどい口臭がするなど、美容やエチケット面でもマイナスばかりです。
*お口の健康のためにも、禁煙したいものですね。
注)左図は喫煙によるガンのリスク(男性)です(ガンになる、またはガンで死亡する危険性をあらわしています)。